正しい消しゴムの使い方
消しゴム研究室でいろいろな消しゴムを紹介してきましたが、
どんなにいい消しゴムでも、使い方次第では最悪の消しゴムになってしまいます!
はっきり言って、いい消しゴムを選んでも、それでは意味はありません。
ここでは消しゴムの取り扱いの注意をまとめます。
使うとき力を入れすぎないこと!
最もありがちなケースです。思いっきり消しゴムを押し付けて消す方は要注意です。
普通の消しゴムはそれほど力を入れなくても鉛筆の字なら消えます。
紙にしわが入ったり破れたりするし、消しゴムは折れるし、
消しゴムはすぐ減るし、疲れるし、強く消すことのメリットはありません。
必要以上に力を入れることは避けましょう。
紙をしっかり固定すること!
消しゴムを右手で持つ場合、左手は紙をしっかりと押さえておきます。
安定した状態で字を消すことができるので、紙が薄い場合でも破れにくいです。
繰り返しになりますが、力を入れてはいけません。
消しゴムはそーっと紙の上を横にスライドさせていきます。
使用後はケースにしまうこと!
消しゴムによく書いてある注意事項です。多くの消しゴムは可塑剤が使われていて、
長時間プラスチック製品と一緒にしておくと、知らない間にくっついてしまいます。
こんな経験ありませんでしたか?
この現象は消しゴムのかすでも起こるので、かすの処分も怠らないように。
個人的な意見ですが、消しゴム本体に触らないようにするために、使う部分以外はケースから出さない方がいいと思います。
消しゴムは湿気で劣化するので、手の汗さえ付着させたくないのです。
飲み込まないこと!
これを見ている方はしないと思いますが、
小さな子どもが飲み込まないようにも注意を払う必要があります。
実は、いくつかの消しゴムにはこの注意を書いてあるんですよね~。
食べ物の形をしている消しゴムもあるのでぼんやりした大人も要注意です。
他人に貸さないこと!
自分の使い方と周りの人の使い方は違う場合があります。
後の楽しみに取っておいたカドをその人に使われてしまうかもしれません。
無茶な使い方をして折られるかもしれません。
信用できる人であっても、消しゴムの使い方までは分かりませんからね。
高温・多湿を避けること!
消しゴムの劣化を早めます。
長い間いい状態で使いたければ保存場所にも注意が必要です。
最後に…
消しゴムにやさしくしてあげましょう。
消しゴムの半分は「やさしさ」でできています。